こんばんは、ゾゾムーです
ゾゾムーは投資信託のUBS原油先物ファンドで積立投資することで原油に投資しているよ
ゾゾムーが原油を投資先1つに選んだ当初の理由は『原油はそのうちなくなるから原油価格は上がる一方でしょ!』という短絡的なものでした
数年間投資を続けてたのですが一向に原油がなくなる気配はありません
新しい油田が見つかったり、技術力の進化により既にある油田から産出できる量が増えたりしているからです
きっとゾゾムーが死ぬまでに原油が底をつくことはないでしょう
しかも、コロナショックの影響もあり、現在原油価格が暴落しています
なんということでしょう!
当初の目論見とは反対に、ゾゾムーの投資先で最もパフォーマンスの悪い投資先になっています
それでも、ゾゾムーは原油への投資は続けるつもりです
原油価格の暴落はむしろチャンスではないかと思っています
数年間、原油への投資を続けてきた結果、わかったことがあります
『原油の価格は右肩上がり』ではありませんが『原油価格は上がったり下がったり』します
そんなの当たり前じゃんと思うかもしれませんがスイングトレードをする上では重要なことです
ここでは原油価格の決まり方を解説します
原油価格の決まり方
原油のようなコモディティ(商品)は価格の決まり方が素直です
原油の価格は原油の『需要』と『供給』のバランスで決定します
需要に対して供給が少ないと価格は上がり、逆に需要に対して供給が多いと価格は下がります
では原油の需要と供給は何によって決まるのでしょうか
原油の需要
原油の需要は主に3つあり、『発電』と『暖房』と『移動』です
それれでは一つずつ
発電
なんやかんや言って火力発電が利便性や発電効率を考えると最強です
近年では再生可能エネルギーが推奨されていますがコストパフォーマンスでいうと火力発電には勝てません
太陽光発電などの再生可能エネルギー普及しきらない原因でもあります
国の政策で禁止でもしない限りは火力発電がなくなることはありません
化石燃料を燃やし続けると、いつかは無くなってしまうという事実を背負いながら人間は火力発電をし続けます
多くの国が資本主義国家である以上、この事実は変わりません
だって、化石燃料を燃やすのが一番コスパがいいんだもん
再生可能エネルギーを普及させるには国が補助金を出すか、火力発電を禁止するかしか策はないでしょう
負担が大きくなるのでそのような政策に舵を切る国は少ないのが現状です
今後、火力発電の割合が多少減少することはあるかもしれません
ただし、地球レベルでいうと人口が増え続けていることを考えると、火力発電による発電が減少することはないのではないでしょうか?
暖房
人は火を燃やして暖をとります
エアコンや電気ヒーターなどが普及して電気で暖をとることも多くなりましたが、基本的に人は火を焚いて暖をとります
灯油や石炭、ガスなどそのほとんどは化石燃焼です
電気の場合も先ほどの話のように、大半は火力発電でまかなっています
事実、冬場は原油需要が増えて、原油価格が上がりがちです
人間が暖をとる以上、化石燃焼を燃やし続けることになります
やっぱりそれが一番コスパと利便性が良いからです
移動
人間は移動するためにも原油を使います
ガソリンです
人には移動が欠かせません
仕事にも行かないといけないし、遊びにも行かないといけません
多少ガソリンの値段が高くなったところで、文句の一つは言ってもガソリンを買わなくなることはないでしょう
それぐらい、現代社会においては移動は不可欠です
電気自動車の普及も囁かれていますが、電気飛行機の話はあまり聞きませんね
大量に燃料を消費する航空機などは、今後も化石燃料を燃やし続けるのでしょう
しかし、コロナウイルスの流行で判明したことがあります
世界的な感染症が流行すると移動需要が一気に低下します
まぁ〜これは一時的なもので、コロナウイルスの克服とともに移動需要も回復すると思います
コロナウイルス克服できなかったらどうしよう・・・
もしかしたら渡航解禁と同時に海外旅行が大爆発したりしないかな?
みんなストレス溜まってるよね
人口が増えると需要が増える
人口が増えると当然需要は増えます
日本を始めとする先進国では人口の減少が問題になっていますが、地球全体の人口は増え続けています
人々の生活を維持していくためにはエネルギーが必要です
そのエネルギーは基本的に原油を始めとする化石燃焼に頼っています
先進国では多少コストパフォーマンスが悪くても、地球環境のことを考えて再生可能エネルギーにシフトしていく可能性がなくはありません(利益主義の国ではそんなことしませんが)
しかしこれは健康を意識して、オーガニック食品しか口しない人みたいなもので、そんなことが出来るのは一部のお金持ち(先進国)だけです
人口の増加が止まらないような発展途上の国では効率最優先で開発が進みます
都市の開発にもエネルギーは必要ですし、都市に住む人々の生活を維持し続けるためにもエネルギーは必要です
基本的にエネルギーの需要は増え続け、そのエネルギーは原油に頼る可能性が高いです
原油需要減少の可能性
原油の需要が減少する可能性も囁かれています
電気自動車の普及や、移動需要の減少が挙げられます
電気自動車の件は、電気自動車の普及でガソリンの使用量が減るよねって話です
ただし、その電気も火力発電で賄っているならさほど原油の需要は減らないのではないでしょうか?
原油需要で心配なのは移動需要の減少の方かもしれません
コロナ流行の影響で在宅ワークに注目が集まっていますし、実際に在宅ワークなどを実施する企業も増えています
在宅ワークが主流となれば移動する必要がなくなります
車も電車も必要ありません
今後の技術力が進化によりバーチャルリアリティの精度が上がると、家にいながら海外旅行を疑似体験できるような世界になるかもしれません
バーチャル会議や、遠隔操作の技術が今以上に進化すれば、人間は移動しなくても良くなるかもしれません
人が移動しなくなると、原油の使用量は確実に低下します
そして、確実に太ります(笑)
原油の需要が低下する要因はこんなとこでしょうか
ここまで原油の需要の話をしてきましたが、短期的にいうとさほど原油価格への影響は少なかったりします
実は原油の価格は原油の供給でほとんど決まっていると言っても過言ではありません
原油の供給
原油の供給を決めるのは産油国の産出量だけです
原油の産出量は原油産出国のさじ加減で決まります
決して、産出できるマックス量を常に産出し続けているわけではないのです
よって、原油産出国が産出量を減産すると原油価格は上がります
逆に原油の産出量を増産すると原油価格は低下します
なので実際、減産の報道があると原油価格は高騰しますし、増産のニュースが流れると原油価格は低下します
なんかずるいような気がしますがこれが事実です
原油産出国が産出量を調整する理由
原油産出国は原油を売ることで利益を得ることが最大の目的です
利益を増やすためには原油の産出量を増やして、ジャンジャン売ればいい気がしますが、そう簡単ではありません
原油の産出量を増やせば増やすほど、原油の供給量が増えて原油価格が低下してしまいます
大げさな例ですが産出量を2倍にしたとしても、価格が半分になってしまえば利益は変わりません
利益は変わらないのに原油は2倍のスピードでなくなります
まだまだ、底は見えない原油の貯蔵量ですが、あまり大量に売り続けるのも良しとはしないでしょう
逆に原油価格を高くするには産出量を減らせばいいのですが今度は利益の総額が減ってしまう可能性があります
産出量を減らした分だけ、ちゃんと価格が上がってくれればいいのですが、それほど都合良くはありません
原油の産出国は1つだけではないからです
自国が減産しても他国が増産に踏み切れば供給量は変わらず、原油価格も変わらないでしょう
自国ばかり利益が減って、他国の利益が上がってしまいます
そんなのどこの国も嫌でしょう
原油産出国にとって最も良いパターンは自国以外の国が減産してくれることです
原油の価格は上がるわ、増産により利益が上がるわでウハウハです
原油産出国は他国が減産するか原油が枯渇することを願っています
そんな都合の良いことは通常起こらないので、原油産出国が同士で話し合うことで減産が決定するのがほとんどです
さすがに原油価格が下がり過ぎてるからみんなで減産しようよ(自国だけが減産するのは嫌なので)
って感じです 痛み分けですね
原油価格は上がったり下がったり
原油価格は各原油産出国のさじ加減一つです
原油価格が下がり過ぎると、利益が少なくなるので各国で相談の上で減産が決定し原油価格を上げようとします
逆に原油価格が上がってくると減産の必要がなくなるので、原油の増産が始まり価格が下がります
原油産出国は出来ることなら増産して利益を大きくしたいのが本音です
やり過ぎると価格が下がり過ぎてしまうので我慢しているだけなのです
よって原油価格は上がったり、下がったりします
ほぼ原油産出国通しの駆け引きだけで原油価格は上下します
原油というのはそういう投資先だと理解しておきましょう
そう思っていないと腹が立ってしょうがないよ!
そのうち原油は底を尽きるから右肩上がりで価値が上がっていくと思っていると足元をすくわれるので注意が必要です
2020年4月時点の状況
2020年4月時点では原油の価格が暴落しています
理由はコロナショックによる移動需要の減少による需要の減少と産油国の増産です
サウジアラビアが原油価格の上昇より、増産によるシェアの拡大に舵を切りました
ダブルパンチです
ただし、流石に下がり過ぎです
ここまで下がってくるとアメリカさんも黙ってはいません
シェールガスを売りたいアメリカさんは原油の価格が下がり過ぎることを良しとはしません
シェールガスはまだまだコストが高く値段を下げることが出来ないからです
原油が安いと誰もシェールガスを買ってくれないのです
なのでゾゾムーは心配しなくても、原油価格はそのうち上がってくると思ってます
サウジアラビアとしても想定以上に原油価格が下がっているはずですので、何かしらの動きがあると思われます
まとめ
短期的な原油価格を決めるのは原油産出国のさじ加減一つです
原油産出国は原油価格の高騰も暴落も望んではいません
よって投資する方は、原油価格が下がったら買って、上がったら売ればいいだけです
下がり過ぎた時にビビって売らなければそのうちプラス圏内に戻ってくるはずです
余剰資産に余裕があれば、原油価格が暴落しているときは買い増しのチャンスです
このまま原油価格が下がり続ける、ましてや価値がなくなることは決してないと思います
投資家以上に原油産出国がそれを望んではいないからです
あらゆる手段を用いて阻止してくるはずです、僕ら以上に原油産出国とって原油価格の低下は死活問題なのですから
信じるか信じないかはあなた次第です
※全て個人的な意見ですので責任は取れません、各自の自己責任でお願いします
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