ゾゾムー、『純金積立』やめるってよ
とうわけでゾゾムーは訳あって、純金積立による金への投資をやめることにしました
ちゃんとした理由があります。
最初に結論を書いておくと確定申告が超面倒臭いからです
金への投資に興味があって純金積立を検討している人や、すでに純金積立を初めている人への参考になればと思います
損益計算が面倒臭い
『純金積立』は損益計算が死ぬほど面倒臭いよ
面倒臭いだけならまだしも、なんか計算が合わない
計算が合わない理由は『消費増税』のせいなんだけど、簡単に損益計算できると思っていなたのでストレスが半端ない!
どれだけ損益計算が面倒臭かったか解説するよ
基本『純金積立』は損益計算を自分でしないといけない
何が面倒臭いって、そもそも損益計算を自分でしないといけないのが面倒臭い
『純金積立』っていうのはどこの取引会社でも、基本的に損益計算をやってくれません
『株式投資』や『投資信託』のように『特定口座(年間の損益計算をやってくるれる口座のこと)』みたいなものが存在しないのです
取引会社は積立購入の手続きをして、手数料だけは徴収しておいて、あとはほったらかしです
ちょっと無責任過ぎやしませんか?
どうせ確定申告が必要なほどは、儲からないとお思いですか?
わかりましたよ! 自分で計算すればいいんでしょ!
正直、ゾゾムーとしてここまでは想定の範囲内、そんなに数字に弱い訳でなないと自負しています(理系科目だけで大学行ったようなもん)
って思っていたのが甘かった・・・
『純金積立』は取引履歴の件数が半端ない
損益計算をこれまでの取引履歴からやる羽目になるんですが、もう履歴の件数がアホほどあります
そりゃ〜そうですよね
ドルコスト平均法を最大限に活用して、毎日定額買い付けしている訳です
平日だけの購入でも、年間で200件以上の購入履歴がある訳です、これを全部計算しないといけない・・・
年間の取引だけならまだしも、売却時点の純金の取得単価を計算するためには、これまでの購入履歴を全部計算しないといけない
購入歴が5年なら5年分の計算が必要、1000件超えてくる訳です
手計算なんかしていたら死んでしまいます
エクセルのような表計算ソフトを使いこなせなければ、ここでアウトではないでしょうか?
エクセルが使いこなせる人なら計算数が多いだけなので、さほど問題はないでしょうか?
そうなんです、数だけの問題ならどうとでもなるんです
損益計算の罠はこれだけでは終わりません
なんか知らんけど計算が合わない
頑張って1000件以上もの取引履歴のデータを引っ張り出して、エクセルに打ち込んで計算して全然計算が合わない
ネット系の会社であれば、ネットから当日の所得単価や損益額は確認できるのですが、取引履歴のデータから自分で計算しても全然金額が合わない
というか毎日取得単価と損益額を計算して表示してくれているんだから、そっちで損益履歴も残しといてよ
結構頑張って計算しましたが結局最後まで、数値が一致することはありませんでした
おそらく、2019年10月から導入された『消費増税』せいで計算が狂っていると思われます
それも加味して計算はして見たのですがさっぱりでした
というわけでゾゾムーは取引履歴から損益計算をすることを諦めました
この辺りから、挫折感からの怒りがフツフツと湧き上がり、純金積立の購入をストップしました
と言いますか、購入しながら売却した時の損益計算なんてゾゾムーには出来やしないよ
苦肉の策で損益計算
購入をストップした時点で金の取得単価は固定されるので、損益計算がましになります
売却時点の取得単価を計算するのは無理だったので別の切り口から計算しました
『実際の購入金額の合計(A)』と『実際の売却金額の合計(B)』と『残高照会で確認できる購入金額(C)』が分かればその時点の損益は計算できます
『その時点の損益(D)』=B+CーA
ゾゾムーは2020年2月の時点で計算したので2020年分の損益まで含まれます
2020年分の損益は除かないといけない・・・
幸か不幸か2019年の12月の時点で購入はストップしていたので、その時点と所得単価は変わらないので2020年分の損益は簡単に計算できました
今後も新たに取得するつもりはなく、所得単価は変わらないので損益計算は楽チンです
すでに純金積立を開始している人は売却前に所得単価を記録しておきましょう
残高照会で確認できるはずなのでスクリーンショットか写真でも取っておきましょう
取引履歴では所得単価が明記されないので注意
日付のわかる残高照会と取引履歴で損益計算の証明になります(確定申告で添付しないといけない訳ではありませんが、保管していた方が無難です)
毎日の積立購入中だと、毎日取得単価が変わるので、売却した日の所得単価を全て記録しておく必要があります
売却回数はそれほど多くないと思われるので、その度に取得単価を記録しておきましょう
これを忘れると地獄です
売却することを決定したら、一時的でも購入はストップしておく方が無難だと思います
購入をストップした時点から取得単価は変わりようがありませんからね
純金積立は出口戦略を考えてから始めないと痛い目を見ます
ゾゾムーがオススメする純金積立の売却方法は
『売却する前に、購入をストップして取得単価を固定、記録してから売却を開始する』です
取得単価さえ確定していれば、取引明細に記述される『売却したg数』と『売却額』で損益が計算できます
何が書いてあるか訳ワカメでも問題ありません
なんか面倒臭そうな計算したんだなぁ〜と思ってもらえれば十分です
特定口座で取引できる株や投資信託はこんな計算は一切しなくて大丈夫です
確定申告時の所得区分がわかりにくい
純金積立で得た利益が計算できたので、確定申告するぞ!ってなるのですが、今度は所得の区分が分かりにくい
純金積立している会社のホームページとかで『純金積立 利益 確定申告』とかで検索すると大体下記のような答えが返ってきます
どの会社も大体このような感じで、明確化しない上に税務署に丸投げです
そもそもなぜにこのような書き方になっているかと言うと国税庁のホームページにこう書いてあるからです
純金積立の取扱会社としては、お客様の取引状況に応じて所得区分か変わる可能性があるので各自で税務署で確認してね
ってことなのでしょう
言ってることは理解できるのですが、それにしても対応が悪くない?
ケーススタディみたいなもんがあるやろがい!
サラリーマンの場合は事業所得になることはまずないと思われるので『譲渡所得』か『雑所得』の2択です
税額的にどっちが有利かと言うと『譲渡所得』になります
『譲渡所得』であれば50万円の利益までは確定申告をしたとしても税金がかかりませんが、『雑所得』では確定申告をした場合、利益が1円からでも申告が必要で所得税率分が課税されます
なので知りたい情報としては、どのレベルの取引状況になると『雑所得』として申告しなさいと税務署に言われるかです
『営利を目的として継続的に金地金の売買をしている』ってどのレベルよ?
純金積立なんて営利を目的として継続的に毎日のようの購入を繰り返してますよ
この時点でアウトなんじゃないの?
てか事例があるでしょうよ、純金積立の取引会社はそれぐらい把握しているでしょうよ
毎日購入している時点でアウトなら純金積立は『雑所得』で確定なんちゃう?
売買ではなくて購入だけなら大丈夫なの? 大丈夫なら大丈夫で情報頂戴よ!
購入回数が多くても売却回数が少なければ大丈夫ですよとかなんとかあるでしょうよ
判断は税務署にして貰うしかないからと言って対応がお粗末すぎやしませんか?
金への投資なら投資信託でもできる
金は安定資産として魅力的な投資先です
金への投資は純金積立で行う以外にもいろいろあります
金の価格に連動した投資信託を購入することもその一つです
ゾゾムーは純金積立は辞めましたが、投資信託で金の購入は続けています
こちらは『特定口座』で運用していれば、損益計算は証券会社でやってくれますし
所得区分も『分離課税の雑所得』で確定です 何も迷うことはありません
まぁ〜確定申告する時点で利益の20%程度が課税されるのが確定している訳ですけどね
投資信託ではファンドさえ選べば購入手数料はかかりません
純金積立では購入手数料が2%程度のところが多いので、手数料は投資信託の方が安いですね
投資信託は信託報酬金と言うのが毎年かかってくるので、長期間保有すると購入手数料2%より信託報酬金の方が高くなるけどね
まとめ
というわけで、ゾゾムーは純金積立を始めることは2度とないと思います
金への投資へ興味のある人は始める前に、いろいろ調べてから始めるのが無難です
金へ投資したいなぁ〜 純金積立で始めようかなぁ〜
といった軽いノリで始めると痛い目を見ますよ(ゾゾムーがその一人です)
人によっては純金積立にメリットを感じている人もいると思いますし、ゾゾムーも完全否定しているつもりはありません(譲渡所得での申請でいいなら50万円までは税金はかかりませんし)
確定申告が必要のない人にとっては、今回の記事の内容は全く関係ありませんしね
出来ることなら、純金積立の売却は確定申告しなくても良い年にやりましょう
損益計算も所得区分で悩むこともありません
ただし、ゾゾムーは毎年確定申告をすることになるはず(年間の諸々の利益が20万円超えると言う期待も込めて)なので、面倒臭いので純金積立はやらないよ
↓ちなみに2020年3月1日 時点のゾゾムーの投資状況はこんな感じです
ここからコロナの影響でだいぶ資産が溶けていますが、よい買い場がきていると信じています
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